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モノづくりへの道

2022/3/26  栗コラム

みなさま、こんにちは!
ご無沙汰しております!

すっかり、栗コラムの更新も滞っておりますが、会社をたたんだわけでも、美術館巡りに飽きたわけでも、ございませんので、ご心配なく!

去る3月23日は、弊社PAOプラスの創立記念日でした~
毎年、忘れがちなのでありますが、今年で16周年となります。
まあ、これも通過点にすぎませんので、知らぬ間に過ぎ去っておりました!

美術館巡りにつきましては、『京都国立近代美術館』に行った翌日には『あべのハルカス美術館』へ!その翌日には滋賀県の『佐川美術館』へと、行っておりました!
しかしながら、その後体調を崩し、2週間ほど臥せっておったのであります!
今流行りの、ナントカと言われることも多ございますが、ワタクシは風邪であったと言い張っている次第であります。
ま、何はともあれ、今ではすっかり復調して、先日は『大阪市立美術館』にも行ってきまして、ビールも快調に飲めております!

さて、今回のタイトルにある『モノづくりへの道』と言うことでありますが…
すっかり自由時間を持て余すようになって、すでに2年が経過しております。
さすがに、ワタクシも『何かせなあかん!』と、思うわけでありまして、『そうだ!モノづくりだ!』と、思いつきのように考えるわけなんですね~
事業再構築補助金』なるものもあるので、これが使えないもんかと『摂津市商工会』に、問い合わせしたところ、『摂津ビジネスサポートセンター』と言うところがあるので、まずはこちらで相談してみてください!と言われ、行ったのが昨年8月のこと!

その当時に、ワタクシが考えていたのが、『シュラフカバー』であります。
シュラフとは、寝袋のことでありまして、水濡れ、寒さを防ぐために、寝袋を覆うシュラフカバーを使うのですが、今あるものは、単色で面白みがなく、さらに高価であると感じておりました。
そんなことを考えている時に、建築資材で、防水透湿シートなるものが、比較的安価で開発されていることを、知りました。
アウトドアで使用する雨具等の素材には、雨の進入を防ぎながらも、身体から発せられる湿気を逃す、防水透湿機能が重要なのであります。
これは使える!と、建築業を営んでいる友人に、そのシートをサンプルとしてもらい、これを加工してどうにかならないものかと、相談していたわけであります。
ワタクシが考えていたイメージでは、シュラフカバーに『イモムシ』や『花柄』をデザインすることにより、他社との差別化ができ、子供から登山者まで、訴求できるのではないかと、考えていたわけであります。
しかしながら、素材があっても、それを加工、縫製できる工場があるか、そのモノにデザイン、印刷することができるのか?と言う、問題が出てきました。
さらに、その防水透湿シートなる建築用資材を使ったシュラフカバーが商品化されていることが、判明したのであります!
まあ、ワタクシが思いつくぐらいのことなので、同じように考える人は、ゴマンと居るだろうなと気づいた時でした。
商品化されているものは、素材の色の白いままで、デザインもありませんでしたが、これから開発にかかっても、コスト面でもとても合わないという結論に至り、この案件はボツとなったのであります!

もちろん、そんなこともあるでしょう!しかし、そこで諦めていては、モノづくりへの道とは言えません!
次に、ワタクシが考えていたものは、アウトドアで使う『五徳』であります。
オートキャンプ等で使うような、大型のものはあるのですが、テント泊登山で使えるようなものは、ないのであります。何より、テント泊登山であれば、軽量化を考えるために、大きなものや重いものを、持って行くことはありません。
しかし、アウトドアで鍋やフライパンを使って料理をしたことのある方は、経験があるかと思いますが、コンロにかけていた鍋やフライパンを誤って、落としてしまうことがあるのです。
ワタクシも、何度そのような痛い目にあったことか!
目の前で、鍋が倒れて、温めていた食材が、地面にこぼれだすのを目の当たりにした絶望感と言ったらありません!
鍋をひっかけた誰かを責めても仕方がありません。ぐぐっとこらえつつ、まだ残りの食べ物があったかと心配するだけなのであります。
このようなことが起こる原因は、ひとえにコンロの五徳が、小さいことにあります。
コンロも軽量化を図るために、小さくなることはわかるのですが、その五徳よりも大きな鍋を載せると、当然ながら不安定になることは、致し方ないことでありましょうか?
いや、そこで、アウトドア用の携帯五徳の開発であります!

経験者の困り事を解決する商品こそ、必要とされるものである!との、ビジネスサポートセンターでのアドバイスに力を得ながら、どのような形にすべきかを練ってきました。
まずは、段ボール紙で、頭で描くイメージのモノを作ってみます。
その次には、プラスチック板で、さらにカラーボードで、作っていくうちに、思うようなイメージに近づいてきました!
何の技術も経験も道具も持たない、シロートのワタクシができるのは、ココまで!
次の段階として、サンプル品として実際に、作ってもらうことになります!

幸い摂津市には、鉄鋼加工メーカーも多く、商工会から紹介してもらうことになりました!
そして、図面起こしから、サンプル作製まで引き受けてもらえるところがあり、ついにプロトタイプが完成したのであります!

ほぼワタクシがイメージした通りのモノが、出来上がってきました!

早速組み立てて、いつも使用しているコールマンのストーブを入れてみます!
このストーブの使用を考えて、五徳の大きさを考えたので、もちろんジャストサイズであります!

その五徳に、キャンプでも使ってるフライパンを載せてみました!
安定感もバッチリです!これなら、すぐに落とすこともない、かな?

スノーピークのガスコンロでも、もちろん使用可能!コンロが低いものであれば、下に何かをかませば、良いでしょうね~

これが第1段階の試作品ですので、まだまだ改良していくところはあるかと思いますが、まずはモノづくりへの道として、第一歩を踏み出せたような感じで、感慨深いものがあります!
これからは、実際にアウトドアでの使用を繰り返して、より良いものへと仕上げていきますよ~

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