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2015/3/27  栗コラム

今日(2015年3月27日)は、大阪商工会議所で開催された講演会に参加してきた。

『テスラモーターズ グローバル戦略と大阪への期待』と言うことで、テスラモーターズのバッテリー技術ディレクターの講演であった。

前半こそ若干意識を失っていたが、総じて良いと思える講演であった。

講演会やセミナーなどに出席する機会が最近多いように感じるが、そんな1時間ないし2時間程度の講演会で、心に思いとどまるような言葉はほんの少ししかない。いや、むしろそんなものなのであろう。わずかな一文であったとしても、頭の中で反すうできるほど強烈な印象に残る言葉があったのであれば、その講演会に参加した意味があったと言うものだ。

今日、印象に残った言葉は、講演が終わったあとの質疑応答でのことだ。

『テスラモーターズのCEOであるイーロン・マスク氏は、会社で社員とどのようにコミュニケーションをとっているのですか?』と言うような、感じの質問があった。

その質問に対する答えがあったあと、さらに会社での働きぶりに言及するところもあり、『決断が早い』と言うことがあった。

決まったことは、社員全員にメールで送られ、翌日からはそのようになると言う。

だが、彼は言う『間違っていることも、たくさんあるんです。』

会場では笑いが起こる。

続けて言う『でも、それでもいいんです。間違っていることに気づいた時には、修正していけばいいんですから。』

間違いかどうなのかと、考えている間に、まずはやってみよう!そんな気持ちにさせてくれる言葉であった。

 

本を読んでいても、最近思うようになってきた。1冊の本を読んで、心にとどまる一文があれば、その本を読んだ価値があるものだな、と。

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